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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    議員提案の大日東町地区地区計画の制限に関する条例が満場一致で可決~建設文教委員会

    [2011.10.14] -[インフォメーション]

     地下鉄大日駅前のイオン前の空き地の開発をめぐって、西口前市長時代から混乱していました。 .  平成21年8月に地区計画の変更を行い、この空き地を商業・業務系地区Ⅲに地区整備計画を策定し、当時の土地所有者は商業ビルを建設するとしていましたが、出てきたのは所有者が変わった上に下駄ばきマンション建設でした。 .  9月議会に議会に提案した時には商業ビルとしていながら、計画変更後もその事実を議会に報告せず事前協議を進めていた守口市と西口市長の責任を議会が追及し、平成22年3月議会で、議会の議決の遵守を求める決議を全会一致で採択しました。 .  この混乱に終止符を打つために西口前市長は、平成22年8月に地区整備計画の建築制限を強化する地区整備計画を変更しましたが、これが余計に混乱に拍車をかけました。 .  土地所有者と開発業者から事前協議を進めておきながら建築制限を加えるのは信義則に反すると、地権者が大阪府の開発審査会に不服申し立てを行い係争となってしまいました。 .  西口前市長はこの混乱のなかで、最終決断として地区計画を再度見直して整備計画の制限を変更し、1階、2階を商業・業務ゾーンとすること、公益に資する施設を配置することなどを期待して都市計画審議会に諮問し、平成23年7月29日に開かれた都市計画審議会において諮問案通りの答申が決定されました。 .  ところが、8月7日に新市長になった西端氏は答申の内容は尊重するが、「建築条例」の改正は9月議会には提案しないという態度に終始しました。 .  そこで、日本共産党守口市会議員団、もりぐち市民会議、志政会、守口市議会公明党、改革クラブ、未来会議守口の6会派の幹事長が連名で、市長に代わって「建築条例の改正」を9月議会に提案していました。 .  その条例改正案が10月14日の建設文教委員会で審議されました。この審議には、真崎議員はじめ、作田議員、三浦議員、上田議員の建設文教委員以外で提案者になった議員が委員外委員として審議に臨みました。 .  作田議員の提案理由の説明の後、発言に立った真崎議員は「守口市議会の会派である「守口新政会」の通信第一号で平成22年3月の全会一致の決議を取り上げ「この地区に商業・業務系以外は建物はいらない」という内容の決議をしたとされているが、このような決議をしたものではない、市民に間違った情報を配布していることについて憤りを感じると、新政会の誤った通信の内容について批判しました。 .  建設文教委員で守口新政会の一員である甲斐礼子議員は平然と「決議の文章は確かにそのようになっていない」と真崎議員の言うとおりであることを認めました。守口新政会の通信第一号は、平然とウソの情報を市民に垂れ流していることを会派の議員が認めたのです。 .  また、「大日問題 ~議員の説明責任が問われる~」との見出しで、いかにも疑惑がありそうな言い回しを行い、本文の中で、「守口新政会はこの条例案に反対の意向を示しております」と、述べていましたが、委員会で審議し、最終的には、甲斐礼子議員は反対ではなく、賛成の態度をとりました。 .  甲斐議員の委員会での質問は、お尋ね質問で、提案者である議員や、理事者が答弁するたびに「わかりました」と、納得していました。反対意見を加えた質問もなく、一つ一つの質問に納得していましたから当然反対するとはとは思えませんでした。 .  議案の採決は 質疑→討論→採決 となります。討論では反対なら反対討論で反対の理由を述べます。賛成なら賛成の理由を述べますが、通常賛成の場合は議案に対して賛成ですから討論は行いません。 .  討論で反対理由が述べられた場合、委員長は議案の採決を挙手にて行います。討論で反対の討論がない場合、委員長は原案通り可決することに異議ありませんかと簡易採決を行います。討論をせず反対する場合は採決の時に「異議あり」と述べ簡易採決から挙手による採決を求めます。委員長は委員会に諮らずに直ちに挙手による採決を行います。 .  甲斐議員は討論で反対理由も述べず、挙手による採決も求めませんでしたから満場一致で議案は可決しました。つまり、甲斐議員は賛成したのです。 .  これこそ、議員の説明責任が問われるのではないでしょうか。市民向けの通信では「反対」と言いながら、実際には「賛成」の態度をとる行為はダブルスタンダード、悪く言えば二枚舌というものです。なぜ反対から賛成に鞍替えしたのか、市民にハッキリと説明するべきです。 .  採決のあと「新政会は反対だ」と言っていたようですが、後で何を言っても委員会での態度がすべてです。議員は常に真剣勝負で委員会審議に臨んでいるのですから、新人だからとか、タイミングがわからなかったとか言い訳をすればするほど見苦しくなり、自らの失態を内外に広げるようなものです。