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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    京都弁護士有志が仁和寺前上質宿泊施設誘致制度の選定の撤回求める

    [2021.8.1] -[インフォメーション新守口]

    共立メンテナンスの学童保育指導員解雇や不当労働行為で
    京都弁護士有志が仁和寺前上質宿泊施設誘致制度の選定の撤回求める

     守口市から学童保育の運営を委託されている株式会社共立メンテナンスは、2019年指導員組合からの団体交渉の申し入れを拒否したばかりか、翌20年には13人もの正規指導員を解雇しました。
     大阪府労委から団体交渉拒否は不当労働行為であるとして改善命令が出されましたが、同社は不服として中央労働委員会に再審査を申し出ていましたが、4月26日、中労委から再審査請求を棄却するとの決定があり、府労委の改善命令が確定しました。この出来事は、京都市にまでその影響が及び、共立メンテナンスの不当労働行為は守口市にとどまらず全国に波紋が広がっています。

     京都市は、京都市の「上質宿泊施設候補」に選定された世界遺産仁和寺門前の大規模ホテル計画の事業者である、事業主・共立メンテナンスの競争入札参加資格を停止しています。中央労働委員会が同社の不当労働行為に是正命令を出したことを受けてのものです。
     ところがその一方で、21日の市議会代表質問で、京都市は「安定した雇用創出に貢献する計画」などと述べて、選定を取り消す考えのないことを表明し、違法行為を行う“ブラック”企業の計画を容認、推進する姿勢を示しました。

    共産党京都市議団「選定取り消しを」求める
     日本共産党の堀信子京都市議会議員は代表質問(21日)で、市が「(事業主が)違法な場合はその点を踏まえて検討する」と答弁(20年6月26日、産業交通水道委員会)していたことを挙げ、「選定は取り消すべき」と追及しました。
     京都市は開き直りの答弁に終始し、「選定」に当たり開催した有識者会議(3月31日)には、「事業主の行った他都市での事案を説明しており」問題ないとし、「その上で雇用に貢献することを確認して選定した」と説明しています。
     共立メンテナンスは、2020年3月末に42名中13名、3割の指導パートナーを解雇していますが、有識者会議ではそれでも「雇用に貢献する」と、確認したのでしょうか。

    京都の弁護士有志も選定取り消しを求める
    京都の弁護士有志が、株式会社共立メンテナンスが不当労働行為を行ったなどとして、京都市に対して選定の撤回を求める申し入れ書を提出しました。
     申し入れを行った弁護士らが4日、京都市内で会見し、「誘致制度の要件にある『雇用の創出・安定化』に寄与する企業といえるのか疑問だ」と述べました。

    南城市では急遽団体交渉に応じる
     守口市と同じように「団体交渉拒否」や「共立の不適切な対応で、ベテラン指導員を退職に追い込む事態」が起こっていた沖縄県南城市では、急遽、共立メンテナンスが、組合に対し、団体交渉受諾するとし、団体交渉が実施されました。

     仁和寺前の宿泊施設建設予定地 京都民報HPより