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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    妊婦検診公費負担は五回にせよ・男女平等条例制定せよ・ブラごみは週一回回収を・粗大ゴミの有料化の大義はない(「新守口」No.1760、2008年1月13日)

    [2008.2.4] -[新守口]

    十二月議会で杉本悦子議員が一般質問をしました。要旨を紹介します。

    妊婦検診を公費負担で

     府下でおきた妊婦たらい回し事件を受け守口管内でも大事に至っていないが二回、三回と転送があると指摘、出産まで一四回が望ましいといわれている検診を不安定雇用で仕事が休めない、また経済的な理由などで受けず出産にいたる妊婦さんがいる。厚生労働省は少子化対策の一環として、妊娠中の検診費用の負担軽減が求められており、経済的理由等により受診をあきらめさせるものを生じさせないため五回を基準として公費負担の範囲を検討することが望ましく、各市町村において積極的な取り組みが図られるようとり図られたいと通知が出されている。
     各市町村ではこれを受けて、現行平均回数で二・八回、となりの寝屋川市は来年から七回に引き上げる計画がある。一回しか公費助成をしていない守口市でも五回にひきあげるべきと思うがどうか。

    答弁 妊婦の安全な出産と母子の健康は重要と考えており、公費負担により検診の回数の増を考えています。

    男女平等条例制定について

     守口市はこの間守口市女性施策推進計画の策定、男女共同参画に関する市民意識調査の実施、男女共同参画懇話会が提言を提出、男女共同参画推進計画が策定されている。

     この意識調査の結果では、性別による固定的な役割分担意識や男女平等感の違いなどが存在し、男女平等が十分に発揮されているとはいいがたい状況にあると報告されている。

     男女平等参画社会を実現するためには職場、家庭、地域社会等のあらゆる分野において、性別に関係なく誰もが対等な立場で参画し、個性を発揮できることが大切である。

     雇用の面では、外国にくらべても労働率のМ字型曲線のカーブがきつくなっているといわれており、より多くの女性が就労を継続し、社会参加においても能力を発揮する機会をつくる環境を整備することが求められている。そのためには条例を制定し積極的な取り組みをしていくことが必要と考えるがどうか。

    答弁 男女共同参画推進計画に基づき施策を行っています。男女参画社会づくりにとって有効である条例を早期に制定します。

    ごみ問題について

     十二月から粗大ゴミの有料化が実施となった。焼却炉で燃やす粗大ごみ量は焼却ごみ全体のわずか7%にしかすぎない。守口市は有料化に伴い本年度は粗大ゴミの量が25%減ることを見越しているが、もともとが焼却量に占める割合が7%なのですからそれが7×0.25=1.75%となり結局焼却量は2パーセントも減らないことになる。

     守口市は12月から3月までの今年度だけで有料化に伴う手数料を2174万7000円も見込んでいる。4月以降なら一年間で7000万円近い負担増になる。

     守口市は総合的な排出量の抑制から、いまだ環境への負荷、ごみ処理施設への高負担、財政負担などさらなるゴミ減量への取り組みが緊急の課題であると説明してきた。しかし、プラごみを50km離れた京都府南丹市まで高騰したガソリンを炊いて走らせ、業者に1トン当たり45500円もの委託料を払うことは環境への負荷や財政負担を自ら招いており、粗大ごみ有料化でもごみ処理施設への高負担はあまり変わらないことなど有料化にすることに大義は全くない。粗大ごみ有料化は中止すべきである。

    答弁 市内で排出される粗大ごみの中にはプラごみと同様焼却炉にとって高負荷要因の一つであり、プラスチックを含んだものが多くありこれらの発生を抑制することで焼却炉や破砕機の延命と環境負荷の低減につながると考えています。

    ブラごみの収集を週一回に

     また10月から容器リサイクル法に基づくプラスチックごみ分別が始まった。守口市は月に50トンの収集見込みが10月・11月で302トンのプラごみを回収し、委託業者に引き渡した。これは当初の想定を上回るばかりか、同時に紙やペットボトルの分別も相乗効果で進んだため家庭の可燃ゴミの量は昨年10月・11月で809トン減量になり、比率にして18%の大幅削減となった。これは積極的に協力した市民の環境問題や自治に対する意識の高さをしめすものである。

     ごみ量の構成比重で割り、容積比を出せば家庭内のゴミの厨芥類とプラごみでは一回に出すブラごみの量が一般ごみの1.9倍もあり、家庭の中がごみだらけで市民から悲鳴があがっている。ごみを枕にしなくてはいけないという声もきかれている。プラごみの収集を週一回にすべきと思うがどうか。

    答弁 分別品目毎の排出状況の推移と経費を考慮しながら、見直しを検討してまいりたい。

     容器包装リサイクル法が平成20年4月から10年ぶりに大改正になり、これまではプラスチックごみとして排出していたシャンプーや化粧品の容器が来春からはペットボトルとして、スーパー店頭などでの拠点回収に切り替わることになる。守口市はその他プラスチック製容器包装の分別収集が開始されて間もないことから混乱が生じないよう十分な周知が必要であるがどのように市民に周知徹底するのか。

    答弁 来年四月から醤油、加工品等の一部がペットマーク表示になる引き続き広報、FМハナコなどで市民への周知を行い混乱を生じないようにしたいと考えています。