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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    前代未聞の市議会空転、混乱の要因は市長の無責任答弁(「新守口」No.1759、2008年1月1日)

    [2008.2.4] -[新守口]

     議会での常任委員会は、通常一日の審議で終了しますが、12月定例市議会における総務市民常任委員会は、13日、17日、18日の3日間にわたりました。それも市長から提案された議案ではなく、議員から市長の政治姿勢、スタンスについての質問に、市長の答弁が二転三転という異常な事態がその原因でした。

     質問したのは澤井良一議員で、「市長は、市長の確認団体のパンフレットで守口市が行っている財政危機対策を批判していた。使い物にならないとも言っていたのに、(前市長が作った)自らの財政再建案を示すことなく、財政危機対策を使って財政再建をするとはおかしいのではないか。」と、追及、西口市長は「パフレットをつくった『元気で明るい守口をつくる会』は、市民が勝手につくった団体で後援会ではない。私の意見がすべて反映されたものではない」と、無責任な答弁に終始。たまりかねた澤井議員は、選挙管理委員会への届け出書類の閲覧を求め、証拠書類を突き付けました。証拠書類を突き付けられると答弁が一転し、「責任は私にある」と、責任を認めました。ところが、「守口市が行っていた財政危機対策は知らなかった」と、再び逃げようとしましたが、「パンフレットには財政危機対策の中身が紹介され、それを批判しているではないか」と、澤井議員は重ねて追及。市長は答弁不能に陥りました。

     この事態に岩下議員が「答弁がくるくる変わり議論が前に進まない。市長は誠意をもって答弁しなさい」と、一喝、与党公明党の立住議員も「澤井議員は立場が一貫しているのに、市長の答弁は言い訳ばかりだ」と、厳しく批判しました。

     長い休憩の後、市長は「財政危機対策の18年3月の改定版でも17年度、18年度と赤字が増大するということになっていたので、夕張市のように財政破綻になると考えていた」と、とんでもない答弁に変わりました。澤井議員はすかさず「それではあなたは、守口市の財政危機対策を詳しく知っていたということになる。知っていた上で批判したのであれば大問題ではないか」と、これまでの答弁との矛盾を厳しく追及しました。

     再三にわたる長い休憩の後、とうとう市長は全面的に非を認め、公約に認識の誤りがあったこと、選挙中に言いすぎ、行き過ぎがあったことを陳謝し、やっと議案審議に入りました。市長は3日間かかって、やっと自分の非を認めるという結果となりましたが、最初の答弁で非を認めていれば委員会がこんなに長引くことはありませんでした。