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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    日本共産党杉本えつ子市議会議員の反対討論

    [2022.2.16] -[インフォメーション新守口議会報告]

     私は議案第62号特別会計国民健康保険事業補正予算(第2号)に反対の討論を行います。

     本補正予算は、繰り越し金3億2千万円を財政調整基金に繰り入れようとするものです。令和2年度で6億3千万円もの黒字を出し、そのうちの3億2千万円を基金に積立てるというのです。
     もともと、本会計は黒字も赤字も出さず収支ゼロというのがベストなのです。黒字を出すということは、いかに予算の時に医療費総額の見積もりがずさんであったか、大阪府の守口市に対する納付金の額や所得割の料率などが守口市の実態に合わないのかということを表しています。
     被保険者である市民は、そんな甘い見通しで保険料を決められ、実際には必要がなかった分まで保険料として負担させられたのです。

     そして、財調基金に積立てられ、財調は財政運営が厳しくなった時にしか使うことができないとするならば、現在の被保険者が負担した保険料で将来の被保険者の負担を軽減するということになり、負担の不公平が生まれます。
     財政調整基金は、そんなに堅苦しい厳密なものではなく、財政運営に必要だと判断すれば取り崩しは容易にできます。大阪府がだめだというのであれば地方自治体の自立権に介入する行為です。
     現に、四条畷市では毎年1億円を取り崩し、保険料軽減に充てています。守口市にできないはずはありません。
     市民負担を軽減しようという市民を思いやる気持ちがあればできることです。
    決算剰余金は基金に繰り入れるのではなく次年度の保険料軽減のために有効利用することを求めて、反対討論とします。