• HOME
  • インフォメーション
  • 議会報告
  • 政策と実績
  • 生活相談
  • 新守口
  • こんにちは。守口市会議員団です。

    新守口№2471 2020.8.30 GIGAスクール タブレット購入の入札 再び不可解な入札が!

    [2020.11.15] -[インフォメーション新守口]

    GIGAスクール構想タブレット購入の入札 再び不可解な入札が!

    前回と同じ構図で1者予算額オーバー・落札会社は99%の高落札率

     8月17日、学習者用コンピューター機器購入の入札が行われました。これは、ギガスクール構想を前倒しにして来年2月26日タブレット端末を納入させ、遅くとも、来年度からすべての生徒・児童に一人一台貸与するために行われたものです。

      タブレット端末購入第一弾 5月の入札      
    令和元年度補正予算(第6号) 
    GIGАスクール端末整備事業 179,865,000円(令和2年度へ繰り越し)
                 
    業   者   名 入札金額 税込み価格
    株式会社ウチダシステム大阪支社 159,020,400 174,922,440
    株式会社大塚商会  LA関西営業部 165,088,000 181,596,800
    日本電通株式会社 辞退 辞退
    予定価格 159,880,000 175,868,000

     今回は第2弾ですが、5月には第一弾の入札が行われていました。「新守口2464号」で指摘していますが、一般競争入札で3者が参加しましたが、一者が辞退し、残り2者で入札が行われ、一者が予定価格どころか予算金額をオーバーする入札金額、落札した会社は予定価格の99.5%と、異常な高落札率であったことは、競争入札が形式だけのものになっているのではないかと警鐘を鳴らしていました。
     因みに、競争入札に参加した業者は落札した業者が株式会社ウチダシステム大阪支社、予算額をオーバーした入札金額を提示した会社が株式会社大塚商会LA関西営業部でした。(上の表)

     今回の入札は、第一弾と全く同じ構図です。前回と異なるのは、辞退した業者が今回はなく、2者の参加で入札が行われたことです。
     参加業者は株式会社ウチダシステム大阪支社、株式会社大塚商会LA関西営業部の2者です。
     この事業の予算は、6月議会に提示された補正予算(3号)にギガスクール端末整備事業、3億3百37万1千円として、明記されています。予定価格は事後公表で2億7千5万8千7百28円とされています。
     落札できなかったのは、
    株式会社大塚商会LA関西営業部で、前回と同様に予算額を上回る3億1千3百50万円(消費税込み)の入札金額でした。落札したのは前回と同様に式会社ウチダシステム大阪支社で、落札率は99%を超える高落札率でした。(下段の表)

     前回も指摘しましたが、入札に参加する業者は普通は落札することを目的としています。市が発表するあらゆる情報を把握し、予定価格を推察して入札金額を決めて入札に臨むものです。
     株式会社大塚商会は、初めから落札する意思がないように見えます。地方自治体の予定価格は絶対に予算額を超えることはありません。したがって今回の予定価格は2億7千5百79万円(税抜き)を超えることはありません。にもかかわらず、2億8千5百万円の入札金額を提示したということは落札する意思がなかったものだと断定できます。もし、同社が、予算額を知らなかったというのであれば、それはそれで、公共事業の入札に参加する同社の意識が問われます。まるで当初から落札業者が決まっていたかのようなこの2回の入札は、改めて守口市における競争入札制度の在り方が問われるものです。

      タブレット端末購入第2弾 8月の入札      
    令和2年度補正予算(第3号) 
    GIGАスクール端末整備事業 303,371,000  
                 
    業   者   名 入札金額 税込み価格
    株式会社ウチダシステム大阪支社 267,703,500 294,473,850
    株式会社大塚商会  LA関西営業部 285,000,000 313,500,000
    予定価格 270,058,728 297,064,601