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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    土居駅南側にある旧守口保健所の不動産鑑定評価書が公開

    [2019.8.28] -[新守口]

    仕上塗布剤にアスベストの混入を否定できないと明記

     旧土居保健所買収に際して守口市が委託した不動産鑑定士による不動産評価鑑定書が公開されています。
     いろいろと問題点が散見されますが、とりわけ目を引くのは「保健所」の建物解体工事に関する項目です。
     「アスベストについて…対象不動産は平成元年度及び平成19年度にアスベストの除去工事を実施し…撤去が行われている。しかしながら平成29年農水大大発第1705301号により…石綿含有仕上塗布剤について、吹付工事により施行されたことが明らかな場合は飛散性アスベストと同様の処理を行うこととされている。対象不動産の外壁の仕上塗布剤については特段の調査は行われていない(主成分がシリコン等であるが、アスベスト混入を否定できない)ことから対象不動産については飛散性アスベストがあるものとして評価を行った」としています。解体費用を算出するにあたって、アスベストがあるものとして評価を行ったとしているのです。
     解体費用の算出表は別表14に記載されていますが、仮設養生工事に3百54万8千4百円、解体撤去工事に3千5百28万円合計3千8百80万円としています。そのうち、アスベストが290㎡で撤去工事費用が7百25万円と明記しています。解体費用の㎡当たりの単価は2万7千194円です。

     今年度守口市は、廃止した保育所や幼稚園の解体工事を業者に発注しています。その費用のための予定価格は下記の表のとおりです。㎡当たりの単価は、軽量鉄骨造りで比較的解体が簡易にできる建物である金田保育所が4万5千837円、旧土居保健所と同様の鉄筋コンクリート造りの建物であるおおくぼ幼稚園が9万3千70円となっています。



     

     
     アスベストが存在し、堅固な建物である鉄筋コンクリート造りの土居保健所は㎡当たりの単価が2万7千194円と最も低い金額です。土居保健所購入に際して大阪府との話し合いの中で不動産評価額から解体費用を差し引いた2億3千2百80万円という金額で購入しました。
     解体費用が3千8百80万円を超えた場合でも大阪府にその補てんを求めることができず、守口市が持ち出さなければならないという契約になっています。
     なぜこのような不平等な契約を結んだのか、守口市は市民にきちんと説明する義務があります。
    旧施設名 構造 面積 ㎡ 階数 不動産評価額による解体費用 円 ㎡当たり単価 円
    土居保健所 鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造り 1,426.8 地下1階地上2階建て 38,800,000 27,194
     
    旧施設名 構造 面積 ㎡ 階数 解体工事予定価格 円 解体工事最低制限価格 円 ㎡当たり単価 円
    金田保育所 軽量鉄骨 682.9 2階建て 31,300,000 27,638,000 45,837
    大久保保育所 軽量鉄骨 998.1 平屋一部2階建て 46,230,000 41,065,000 46,318
    おおくぼ幼稚園 鉄筋コンクリート 873.0 2階建て 81,250,000 72,825,000 93,070
    大宮保育所 鉄骨造り 393.5 平屋  20,510,000 18,049,000 52,117