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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    平成28年度予算審議 偽装請負の不安付きまとう総合窓口の委託 市民不在で準備期間不十分の花火大会

    [2016.4.19] -[新守口議会報告]

      3月15日、総務市民委員会が行われ、大藤美津子議員が出席しました。12本の条例と平成28年度一般会計予算について、審議が行われました。大藤美津子委員の主な審議内容を、一部抜粋します。
    第三者機関のモニタリングにすべき
    『守口市附属機関条例の一部を改正する条例案』では、現在の条例には、第三者的評価に関する事務の定めがないため、その事務を加えようとするものです。
     本市におけるモニタリングは、指定管理者による「自己評価」、市(施設所管課)による「内部評価」及び指定管理者選定委員会による「第三者的評価」の3つの評価で構成されています。しかし、大藤委員は、「指定管理者を選定した指定管理者選定委員会が、当該指定管理者をモニタリングするのは、客観性が問われる。あるべきは、まったく別の第三者機関を新たに作って、モニタリングすべきである。ただ、新たに、モニタリングがされることは、半歩前進」として、賛成しました。
    (「モニタリング」とは、サービスが適正かつ確実に提供されているか、安定的、継続的なサービスの提供が可能であるか等について、指定管理者から提出される各種報告書等により確認・評価を行い、必要に応じ改善に向けた指導等を行う一連の仕組みのことです。)
     12本の条例は、すべて全会一致で委員会採択されました。
    一般会計予算の問題な支出について
    ○「地域猫、不妊・去勢手術の補助を、守口市でもぜひやってほしい。近隣では、門真市でも、不妊手術1匹につき1万円、去勢手術1匹につき8千円の補助がある。」と、要望しました。
    ○窓口業務委託事業 28年度債務負担で契約、29年度4月から5年契約5億544万円
    「総合窓口課窓口業務等一部委託は、足立区や寝屋川市でも、問題となった通り、極めて違法行為である偽装請負に陥りやすい業務である。さらに、現行の人員配置(正職・再任用・臨時)の中、委託しても、到底、効果額が見込めない。本来なら、正職で行うべき業務だ。」と、窓口委託はすべきでないと訴えました。
    ○70周年事業 花火大会5千万円(煙火1千万・船450万・会場運営費1586万・会場管理費1500万・保険料160万・広報費4万・予備費300万)
    「準備が遅い。こんな大きなイベントをするのであれば、1年以上前から実行委員会を立ち上げて、市民発意で企画を出すべき。特に、花火は、警察や消防関係機関との調整、許可申請に近隣自治体の自治会等の同意書も要する、警備の予算は十分か等、実施まで半年もなく、十分な準備ができるのか、また、花火大会5千万円は、国保料や保育料等引き下げる予算にも使える予算であり、トップダウン、市民そっちのけの感が否めない。」と、経過や準備状況、適切な使用か問題を提起、執行すべきでないと訴えました。
    ○用地測量業務
    「東部市立認定こども園の実施設計と土地測量業務の両委託が、本予算で同時に出されている。土地の測量は、地権者との同意が得られるまで、時に時間を要するものであり、全公有財産の土地の測量を計画的にやっていくべき」と、要望しました。
    ○ごみ収集業務委託事業 28年度債務負担で契約、29年度4月から5年契約2億3430万円
    「平成25年度に半分の地区を委託、27年度に残りの地区の半分を委託、そして、29年度残りの半分の地区まで委託し、地区収集を、全面委託しようとするのは、災害時の危機管理に問題が生じる。さらに、全地区民間業者に頼ってしまうと、契約更新時、全民間業者が示し合わせて合法的に入札を辞退、不調になってしまうと、市としては手も足も出ない。そのため、ごみ収集業務の委託費が吊り上がっていく恐れが否めない」と、ゴミの民間委託に反対しました。
    ○庁舎整備
    「市は、新庁舎8階に、保健所等、招へいしたとのことだが、保険所の機能をどうとらえているのか。例えば、結核罹患者との複数の接触者を保健所に来ていただき、喀痰培養・レントゲン等検査を行うため、検査来庁者の動線に配慮している。また、精神的に援助・治療が必要な人の面談・サポートもしており、保健所に、来ていただくことがポイントになるが、不特定多数の出入りのある市役所では、保健所にたどりつくのが、非常にハードルが高くなる。同様の意味で、匿名で検査してもらうHIV検査等も保健所でしており、必要な人が検査を躊躇する恐れがある。等々」、保健所の様々な公衆衛生の重要な機能を紹介し、不特定多数の市民が訪れる市役所と保健所を同じビルに同居させるのは、まったく不適切であると強く指摘し、保健所招へいを撤回するよう訴えました。
     新年度予算は、問題のある民間委託や、不適切な予算の支出、花火費用等指摘し、反対しましたが、賛成多数にて、委員会採択されました。